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内容説明
かつて、吉原の地に「民謡酒場」があった。そこでは、人々が唄で心を通わせ、故郷を離れた孤独を癒していた。高度経済成長を担った原動力を訪ね歩くルポルタージュ。
目次
プロローグ その街には唄が響いていた
第1章「よもぎ」からすべてがはじまった
第2章 吉原の街に民謡酒場の明かりが灯った
第3章 若き芸人たちの「私の大学」
第4章 民衆の唄が響く、日本版カバレット
第5章 「東洋一」と冠された酒場
第6章 ふるさとの訛りなつかし…
第7章 芸に魅せられた者が民謡酒場に惹き寄せられる
第8章 吉原から遠く離れて
第9章 歌声喫茶と民謡酒場
エピローグ そして、唄だけが残った
著者等紹介
山村基毅[ヤマムラモトキ]
1960年、北海道苫小牧市生まれ。ルポライター。獨協大学外国語学部ドイツ語学科卒業。人物インタビューを基軸に、人々の暮らしの「襞」を描くようなルポルタージュを目指している。かつて主宰していたミニコミ誌「くろにか」をネットに移し「電脳くろにか」として継続中。第47回毎日児童小説賞を「じぶんじゃ、生きてるつもりで」で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。