ソロ―単独登攀者・山野井泰史

ソロ―単独登攀者・山野井泰史

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635171366
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

ヒマラヤの大岩壁に果敢な単独登攀で挑みつづける山野井泰史。その行動と思想を克明な取材で追う。10代のクライミング武者修行からトール西壁、冬季フィッツロイ、冬季アマ・ダブラム西壁の単独初登を経て、チョー・オユー、マカルーといった8000メートル峰の壁に挑むまでを描く意欲作。最強クライマーの素顔を描く迫真のドキュメント。

目次

プロローグ 自分という極限―マカルー西壁・1996年秋
第1章 高みを見るような
第2章 少年の日に
第3章 揺れる自我
第4章 登る意味
第5章 トール西壁
第6章 敗れざる“フィッツロイ”
第7章 奥多摩の日々
第8章 妥協せず
第9章 山に溶ける
第10章 自分を生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

9
図書館本。いきつけの図書館の企画が「山の本」で面展台にのっていた一冊。書名は知っていたけれど…。本音を言えば「…『垂直の記憶』を先に読んでいて良かった、ほんとうに良かった…」この本を手に取らなければ見ることがなかった写真と、この何とも言えない微妙な読後感と、この先どちらがわたしのなかに残り続けるだろうか。うむむ。(まぁ20年前の本ということで)2017/06/20

つちのこ

4
単行本で読了。山野井泰史のクライマーとしての始まりから8000メートル峰に挑むまでを描いている。登攀描写は秀逸なドキュメントになっていると思う。(1998.10メモ)※追記⇒山野井については、2002年に刊行された沢木耕太郎『凍』のほうに軍配が上がると思う。1998/10/26

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。1998年11月初版。第1章~第10章までは『山と溪谷』1997年8月号~98年6月号。加筆・修正し、プロローグとあとがきを加えたもの。図書館の新刊コーナーに書籍が少なく、スポーツコーナーで見つけた二十年以上前の出版物。山岳小説は大好きな分野だが、この書籍はノンフィクションなのでした。凄い人がいるもんだ!2022/04/06

misoji

2
ソロクライマー山野井氏の半生を描いたノンフィクション。。 氏の孤独への向き合い方、ソロクライマーとしての成長などなど、悩んだときに読むと、明日への力を与えてくれる作品。 なぜ、ソロで挑むのか?、ソロへの恐怖はないのか?と言う素朴な問いに 氏の答えはシンプルだ。 『山が好きだから』 人間、好きなものには、恐怖や不安を抱えながらもこんなにも向き合えるんだという勇気を与えてくれた作品。2013/05/03

メガネねこ

1
★★★★★本書は24年前に発刊された。アルピニスト山野井泰史のソロイズムが知りたくて改めて読んでみた。やはり超人というか、もはや偉人の域に達している感を感じた。動画とかでインタビューを観てると素朴な人の印象だがやっていることは尋常ではない。最終章部分で彼の人となりが語られるあたりには、山野井泰史の人格の良さに感激してしまうほどだ。2022/01/27

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