歴史のなかの社会国家―20世紀ドイツの経験

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  • サイズ A5判/ページ数 315,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784634672291
  • NDC分類 364.023
  • Cコード C3022

目次

社会国家の縮減か、拡大か―「福祉の複合体」の過去・現在・未来
第1部 社会国家のダイナミズム―家族をめぐる包摂と排除(在宅看護・家事援助からみる社会国家の家族像―一八九〇年代~一九二〇年代;高齢独身女性をめぐる「包摂」と「承認」のはざまで―ヴァイマル期クラインレントナーの貧困問題から;「傷ついた父親」は家族の扶養者たるか―第二次世界大戦後西ドイツの戦争障害者援護)
第2部 社会国家と中間組織―国家・市場・家族をつなぐもの(社会国家への夢―帝政期オルタナティヴ運動からの提案;社会国家と民間福祉―占領期・戦後西ドイツを例として;旧東ドイツに中間組織は存在したか―人民連帯の活動を手がかりに)
第3部 揺れる社会国家―家族の多様化とジェンダー秩序(育児をめぐるポリティクス―西ドイツの「新しい家族政策」構想のゆくえ;子どもに注がれる視線―一九六〇~七〇年代の西ドイツにおける子育て;一九六〇~七〇年代、性規範の多様化に揺らぐ西ドイツ社会―『性の図書書』論争にみる公権力側の対応)
ドイツ連邦共和国における家族と社会国家―二十世紀から二十一世紀へ

著者等紹介

辻英史[ツジヒデタカ]
1971年生まれ。法政大学人間環境学部准教授

川越修[カワゴエオサム]
1947年生まれ。同志社大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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