内容説明
古代から現代まで時空を超えて漂流する境界域の記憶を手がかりにヨーロッパの自己認識を検証する。西洋史研究のレゾン・デートルを問う。
目次
序論 歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ―記憶の歴史学から
第1部 前近代世界と「ヨーロッパの記憶」(古代史からのまなざし;中・近世史のディスクール)
第2部 近・現代世界と「ヨーロッパの記憶」(EUのマトリクス?;鏡としてのヨーロッパ)
著者等紹介
谷川稔[タニガワミノル]
1946年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授
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