内容説明
イランの地に花開いた輝かしき栄光をいまここに。平山郁夫シルクロード美術館ペルシアコレクション。
目次
第1章 イラン文化の展開(イランの風土と歴史;イランの土器;彩釉製品;イランの金属製品;ガラス;ペルシアの文字;コイン;サーサーン朝のスタンプ印章)
第2章 華開くイスラーム文化(イスラーム諸王朝の歴史と文化;イスラーム陶器;サファヴィー朝の織物;イスラーム時代のペルシアの絵画;イスラームガラス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トミーチェ
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図書館本。平山郁夫氏と夫人のイラン旅行記に始まり、イラン革命前の国内の様子から各地遺跡、蒐集された美術工芸品の紹介は、古代からイスラム教流入以後までと幅広く紹介されている。平山氏のスケッチもところどころあり見どころいっぱいな一冊。2020/11/04
ハメ・ドゥースト
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★★★大いなるペルシアの歴史と、その輝かしい文明に浸る。平山郁夫シルクロード美術館は、訪れたい美術館の一つ。2022/07/29
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ペルシアは今のイランを指します。この地は西のメソポタミアほど恵まれた地ではないが、それでも約1万年前の遺跡から家畜化された山羊の骨が見つかっており、古くから農耕牧畜の生活が営まれていたとされています。その後は幾度か帝国が築かれます。アケメネス朝ペルシア、パルティア、ササン朝ペルシア、そしてイスラーム教の王朝がいくつか興隆し今に至る・・・・いくつか聞いたことのある王朝があるかと思います。このような時代の流れを、イスラーム文化が流入した時から前後にわけて本書は構成されています。分かりやすい構成です。 2011/03/22