内容説明
社会、あるいは世界史の大きな流れの中にいる人間は、自分自身の立っているところ、その立脚点について歴史的に深く思い及ぶだろうか。いま、私たちは「技術文明にもとづく市民社会」という大きな世界の中にいる。人間は、これからこの世界の中で、どうやって科学・技術に対処していったらいいのだろうか。その答えやヒントは、近代社会の中で、技術がたどってきた道筋を検証することによって得られるのではないだろうか。これが本書の主題である。
目次
社会現象としての技術
1 近代技術の黎明
2 技術の定義
3 技術の波及
4 技術者の養成
技術と文化、技術と文明
著者等紹介
種田明[オイタアキラ]
1949年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科単位取得退学。専攻、ドイツ社会経済史・技術史、産業遺産研究・産業考古学、博物館学。現在、静岡文化芸術大学文化政策学部教授
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