対談 戦争とこの国の150年―作家たちが考えた「明治から平成」日本のかたち

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対談 戦争とこの国の150年―作家たちが考えた「明治から平成」日本のかたち

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784634151352
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「令和」日本はどこへ行こうとしているのか?ベストセラー『昭和の怪物 七つの謎』のノンフィクション作家が稀代のストーリーテラー、博覧強記の作家・エッセイストら (西村京太郎、池内紀、逢坂剛、浅田次郎、半藤一利)と明治150年の年にこの国の近現代史のさまざまな論点を語り合った豪華対談集。

内容説明

明治維新、天皇、旧日本軍と自衛隊、太平洋戦争、民主主義etc.そして「令和」日本はどこへいくのか?ベストセラー『昭和の怪物 七つの謎』の著者が、日本を代表するストーリーテラー、エッセイストらと縦横無尽に思索する、異色の「日本近現代史」考!

目次

死ぬことは怖くなかった。『どうせ、俺たちもみんな死ぬんだ』という気持ちでした(西村京太郎 トラベルミステリーの巨匠)
太平洋戦争期の日本の言論と熱狂は、第一次大戦のドイツとソックリです(池内紀 ドイツ文学者・エッセイスト)
赤紙がきたとき、隻眼の父は『俺のところにくるようじゃ、この戦争はもうダメだ』と思ったそうです(逢坂剛 ミステリー・歴史小説の大家)
戦前も戦後も、日本人は『既成事実の追認』だけ。それは明治以降、この国にグランドプランがないからです(浅田次郎 前日本ペンクラブ会長)
明治150年がおめでたいなんて、『何をぬかすか』ですよ(半藤一利 大ベストセラー『昭和史』『幕末史』の歴史探偵)

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。同志社大学卒業後、出版社勤務を経て著作活動へ。『東條英機と天皇の時代』『昭和陸軍の研究』『瀬島龍三 参謀の昭和史』など昭和史を中心とした著書多数。2004年に個人誌『昭和史講座』で菊池寛賞、2017年に『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930(昭和5)年、東京生まれ。東京陸軍幼年学校在学中に終戦。戦後は人事院勤務などを経て1963(昭和38)年に『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、その後『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞(1965年)、『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞(1981年)、日本ミステリー文学大賞(2005年)、『十津川警部シリーズ』で吉川英治文庫賞(2019年)などを受賞

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。『海山のあいだ』で講談社エッセイ賞、『恩地孝四郎』で読売文学賞、訳書『ファウスト』で毎日出版文化賞を受賞

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。博報堂入社後の80年に『暗殺者グラナダに死す』でオール讀物推理小説新人賞、86・87年に『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞。2014年に日本ミステリー文学大賞。15年に『平蔵狩り』で吉川英治文学賞。他に『長谷川平蔵シリーズ』『近藤重蔵シリーズ』『百舌シリーズ』など著作多数。日本推理作家協会理事長も務めた

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京生まれ。95年に『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、16年『帰郷』で大佛次郎賞など数々の賞を受賞。2011年から17年まで第一六代日本ペンクラブ会長

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京生まれ。東京大学卒業後、文藝春秋入社。『週刊文春』『文藝春秋』編集長、専務取締役を経て作家。『漱石先生ぞな、もし』(正・続)で新田次郎賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史一九二六-一九四五』『昭和史 戦後篇一九四五-一九八九』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。他に『幕末史』『日露戦争史』(一、二、三)『あの戦争と日本人』『世界史のなかの昭和史』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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西

21
西村京太郎さんの話、「どうせ俺たちみんなこの戦争で死ぬんだから」という言葉が印象的だった。この国のカタチ、誰が責任者かわからない感じで、なんとなく空気ができあがって、その空気を読んで誰も反戦を口に出せなくなるような感じは、二度とそうならないように語り継いでいくべきだなと。読みたかったのは戦争体験だったのだけど、西村さんと半藤さん以外は生まれが戦中戦後で、徐々に語れる人が減ってきている現実も感じる2019/08/12

テクパパザンビア

18
面白かった。勉強になった。明治150年か…。逢坂剛と池内紀の作品も読んでみようと思った。令和が平和でありますように…。2019/07/31

遊々亭おさる

13
西村京太郎「どう考えても、日本人は現代戦に向かない民族だとしか思えません。したたかさとかずるさが足りないんですよ」池内紀「この日本という国を考えていくと、昔も今も自分たちの意見を持たないで、成り行きに応じて政治をしているのです」浅田次郎「戦前の日本も戦後の日本も国家としてのグランドデザインがない」半藤一利「最近の国際情勢を見ていると昭和一ケタの時代風景とそっくりでどうも気持ちが悪いんですよ」近未来の日本の行く末が太平洋戦争の二の舞になることを予言するよな対談本。その中で逢坂さんの神保町談義が一服の清涼剤。2019/08/25

futomi

2
明治から150年だった平成30年(2018)。この間を見つめる対談集。 辛い事実を記録に残すことなく、見つめ直してどのように立て直すのかというグランドデザインもなく。はぁ、今のコロナ禍の時代を見ているようで気持ちが重くなる。知ることで力にしなくては。2020/07/20

オールド・ボリシェビク

2
やはり、保阪さんの話は面白いよ。深みがあるよ。対談相手も良かったね。2019/06/02

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