確率・情報・エントロピー (POD版)

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確率・情報・エントロピー (POD版)

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784627820494
  • NDC分類 417.1
  • Cコード C3050

出版社内容情報

本書は、確率・統計現象にエントロピーが、本質的な役割をすることに注目をして、執筆されたものである。この概念をつかうことにより、情報の伝送と圧縮のための基礎理論としての情報理論を、体系化することに成功した過程が、詳細に記述されている。

内容説明

本書は、確率統計現象に本質的なエントロピーの役割をクローズアップすることを目的として書かれたものである。確率統計学の古典的な大数の法則やスターリングの公式にエントロピーが登場する場面を見た後、条件つきエントロピーや相互情報量の概念を導入し、これら諸概念の意味を詳しく勉強し、後半では、情報理論の重要な基本問題にこれら諸量がかかわってくる様子を見る。最後の章だけは少し違い、確率概念に基づかないで、一つの文字系列に対してエントロピーが定義できることを示し、符号化の考え方が適用できることを示す。

目次

第1章 確率モデルと確率変数
第2章 大数の法則とエントロピー
第3章 エントロピーと条件つきエントロピー
第4章 情報とエントロピー
第5章 符号化とエントロピー
第6章 情報伝送理論
第7章 データ圧縮理論
第8章 独立無限系列とエントロピー
付録A スターリング公式
付録B 凸関数と凸計画法
付録C 不等式

著者等紹介

有本卓[アリモトスグル]
1936年8月3日広島市に生まれる。1959年京都大学理学部数学科卒業、沖電気工業株式会社入社、電子計算機の開発に従事。1962年東京大学工学部応用物理工学科助手。1967年工学博士、東京大学工学部計数工学科講師。1968年大阪大学基礎工学部機械工学科助教授。1973年同教授。1988年東京大学工学部計数工学科教授(併任)、1989年東京大学工学部計数工学科教授、現在に至る。専攻は情報工学、機械制御工学
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