不可能物体の数理 (POD版)

個数:

不可能物体の数理 (POD版)

  • ご注文に応じて複製する、オンデマンド出版物です。お届けまでに3週間-1ヶ月ほどかかります。
    こちらの商品は受注生産商品につき商品発注後のキャンセル・返品などは承ること出来ませんのでご了承ください。
  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784627808294
  • NDC分類 414
  • Cコード C3050

出版社内容情報

錯視図形,変則図形,だまし絵とも呼ばれる不可能物体が不可能であることの数理的理由を豊富な図や具体例をまじえて体系的に解説.

■目次 立体実現問題と不可能物体/立体実現問題の等価性/頂点辞書と線画解釈/立体実現問題の解/誤差に敏感な線画と鈍感な線画/直角多面体の実現問題/立体実現問題の周辺

内容説明

不可能物体とは、一見すると立体が描かれているように感じるが実は立体を表していない絵を見たとき、心の中に人が思い浮かべる“立体の印象”のことである。錯視図形、変則図形、だまし絵などとよばれることもある。オランダの画家エッシャーがその作品の中で好んで用いた題材としても有名である。本書ではこの不可能物体を描いた絵を数理的な立場から眺める。したがって、心理学的側面や芸術的側面は扱わない。不可能物体が不可能である数理的な理由を明らかにし、不可能物体を分類・体系化することが本書の目的である。

目次

1章 立体実現問題と不可能物体
2章 立体実現問題の等価性
3章 頂点辞書と線画解釈
4章 立体実現問題の解
5章 誤差に寛容な立体抽出
6章 直角多面体の実現問題
7章 立体実現問題の周辺

著者等紹介

杉原厚吉[スギハラコウキチ]
1973年電子技術総合研究所。1981年名古屋大学工学部助教授(情報工学専攻、電気工学第二学科)。1986年東京大学工学部計数工学科助教授。東京大学工学部計数工学科教授、工学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。