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出版社内容情報
情報処理システムとしての脳のしくみを,視覚と聴覚にスポットをあてて,神経生理学,心理学,神経回路モデルという三つの異なる側面からわかりやすく解説をした.
はしがき/神経回路の基礎/視覚の心理現象と神経活動/視覚系の神経回路モデル/聴覚情報処理
内容説明
本書では、情報処理システムとしての脳のしくみを、特に視覚と聴覚にスポットをあてて、神経生理学、心理学、神経回路モデルという三つの異なる側面から概観していく。しかし単に生理学や心理学の研究結果を羅列するのではなく、あくまでも情報工学という立場に立って解釈し、生理学や心理学の予備知識のない工学系の学生にもわかりやすく書いてある。大学の教科書・参考書として役立つことはもとより、これから視聴覚情報処理に関する研究を始めようとする研究者、あるいはその概要を知りたいという現場の技術者の入門書としても十分役立つように、最近の成果まで幅広く解説している。
目次
神経回路の基礎(神経細胞とそのモデル;神経回路による演算;側抑制)
視覚の心理現象と神経活動(明るさの知覚、明暗順応と神経活動;色の見え方と神経機構;視覚中枢の階層構造と機能分担)
視覚系の神経回路モデル(コントラストの抽出;特徴抽出;パターン認識;アクティブビジョン)
聴覚情報処理(音の物理的性質;聴覚系の構造と機能;聴覚系の生理学的メカニズムのモデル;聴覚の基本的知覚現象)
著者等紹介
福島邦彦[フクシマクニヒコ]
1958年京都大学工学部電子工学科卒業。1958年日本放送協会(NHK)入局。1959年技術研究所テレビ研究部。1965年放送科学基礎研究所視聴科学研究室。1984年放送技術研究所視覚情報研究部。1989年大阪大学教授(基礎工学部生物工学科)。1999年電気通信大学教授(電気通信学部情報通信工学科)。2001年日本工業大学教授(工学部情報工学科)。2001年東京工科大学教授(片柳研究所)現在に至る。工学博士
大串健吾[オオグシケンゴ]
1961年京都大学工学部電気工学科卒業。1961年日本放送協会(NHK)入局。1961年松山中央放送局。1965年放送科学基礎研究所視聴科学研究室。1984年放送技術研究所音響聴覚研究部。1988年京都市立芸術大学教授(音楽学部)現在に至る。工学博士
斎藤秀昭[サイトウヒデアキ]
1962年東北大学工学部通信工学科卒業。1962年日本放送協会(NHK)入局。1962年山形放送局技術部。1965年放送科学基礎研究所視聴科学研究室。1984年放送技術研究所視覚情報研究部。1989年玉川大学教授(工学部情報通信工学科)現在に至る。医学博士
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