出版社内容情報
連続体損傷力学の考え方と,材料損傷の力学的な表現方法を説明するとともに,そのための数学的ならびに連続体力学的基礎,破壊強度解析へのその応用の方法・手順について平易に解説する.
内容説明
物体の損傷と破壊、その過程を記述する理論のすべて。基礎となるテンソル解析から、材料の数学的記述、各種の損傷破壊モデルへの応用までを体系的に解説。物体の破壊に関わる研究者・技術者に必携の一冊。
目次
1 連続体損傷力学の基礎(材料の損傷と連続体損傷力学;テンソル解析の基礎;損傷の力学的表現と損傷変数;損傷材料の熱力学;等方損傷材料の非弾性構成式と損傷発展式;異方損傷材料の非弾性構成式と損傷発展式)
2 連続体損傷力学の応用(弾塑性損傷;疲労損傷;クリープ損傷とクリープ‐疲労損傷;弾性‐脆性損傷;複合材料の損傷力学;損傷と破壊の局所的解析法)
著者等紹介
村上澄男[ムラカミスミオ]
1959年名古屋大学工学部機械学科卒業。1964年名古屋大学大学院工学研究科博士課程応用物理学専攻修了。工学博士。1965年名古屋大学工学部助教授。1980年豊橋技術科学大学工学部教授。1984年名古屋大学工学部教授。2000年名古屋大学名誉教授。愛知工科大学工学部教授。2007年愛知工科大学名誉教授。この他、ポーランド科学アカデミー基礎工学研究所客員研究員(1969‐70年)、パリ第6大学招聘教授(1986年)、重慶大学招聘教授(1989年)、エコール・ポリテクニク(パリ)客員教授(1998年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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