出版社内容情報
問題点,休憩室,疑問,注意,章の自己診断など教育的配慮を随所に盛り込み,身近で現実的な多数の例題をまじえて説明した格好の独習書。
プロローグ/物理量の測定の仕方/運動の記述の仕方/力/運動の基本的な量/いろいろな力学現象/剛体の運動/非慣性系で観測した運動の法則/エピローグ
内容説明
ボールが飛ぶ軌跡は、なぜ放物線を描くのでしょうか。こういう素朴な問題に納得できるように答えることができますか。この本は、中学理科・高校物理から大学の力学にスムーズにつながるように配慮したガイドブックです。
目次
0 プロローグ
1 物理量の測定の仕方
2 運動の記述の仕方
3 力
4 運動の基本的な量
5 いろいろな力学現象
6 剛体の運動
7 非慣性系で観測した運動の法則
8 エピローグ
著者等紹介
小林幸夫[コバヤシユキオ]
東京大学大学院で理学博士の学位を取得。「力学」は湘南工科大学工学部、東京農工大学工学部で、「社会と数学」関連科目は独協大学教養部、成蹊大学法学部などで担当。理化学研究所フロンティア研究員として、タンパク質の立体構造構築原理に関する理論的研究に着手して以来、現在もこの研究を進めている。タンパク質の研究課題は、広い意味の生命情報科学の一分野である。このほかに、大学における数学教育学と物理教育学の研究にも取り組んでいる。“Proof without words”、“Visual thinking”(ことばなしの証明)の観点から、定理とその証明の発想を実感する方法を考案し、欧米の教育誌で発表している。2002年8月International Conference on Physics Education for the Reform of Fundamental Physics Teachingの日本側組織委員を務めた。日本物理学会:新著紹介小委員会委員(1996年11月~1998年9月)。日本物理教育学会。日本生物物理学会など所属
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