出版社内容情報
史記130篇のうち最も精彩を放ち、史家の本領を発揮しているのが列伝70篇といわれている
史記130篇のうち最も精彩を放ち、史家の本領を発揮しているのが列伝70篇といわれている。描かれているのは、地位の高低、事の成否を問わず、大臣・将軍・学者・商人から<侠>客・刺客に至るまで、1代に名声を馳せあるいは不遇に生涯を終えたとしても、深く歴史に関わり、後世忘れてはならない多様な人間像が、ドラマティックに集録紹介されている。人物本位に記述される中国史学であるが、最初にその範型を提供したのもこの列伝である。興味尽きない人物伝を、格調高い文体でうたいあげた列伝は、現代人にとっても必読の書である。本大系では、両権威の協力と分担により史記全篇の訳注を収め、中国古典の最高峰に現代の息吹を与える。
目次
第14 孟子荀卿列傳
第15 孟嘗君列傳
第16 平原君虞卿列傳
第17 魏公子列傳
第18 春申君列傳
第19 范睢蔡澤列傳
第20 樂毅列傳
第21 廉頗藺相如列傳
第22 田單列傳
第23 魯仲連鄒陽列傳
第24 屈原賈生列傳
第25 呂不韋列傳
第26 刺客列傳
第27 李斯列傳
内容説明
ねたみをかって追放され、失意のうちに川に身を投げた憂国詩人屈原、秦の始皇帝のもと焚書坑儒を行い、後に臣下に欺かれて刑死した丞相李斯、様々な人々の激動の生きざまを個性豊かに描く。
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