出版社内容情報
学者・文人・芸術家・僧侶など、魏・晋時代の名士たちの言行・逸話を集めた特異の書
南朝宋の劉義慶の著、8巻。学者・文人・芸術家・僧侶など、魏・晋時代の名士たちの言行・逸話を集めた特異の書。当時の遺文・記録の類から喜言佳話を選び、徳行・言語・文学・方正・雅量など36項目に類別し、その興味深い人間像を記している。表現は、それぞれ短文形式にまとめ、当時特有の白話的用語もとり入れている。この完訳によって、思想史・文化史・風俗史などに、多大な成果が期待される。特に劉孝標による注の訳は、本邦初の試みであり、画期的業績である。
目次
方正第五
雅量第六
識鑑第七
賞誉第八
品藻第九
規箴第十
捷悟第十一
夙慧第十二
豪爽第十三
内容説明
この巻は、上巻につづいて、方正・雅量・識鑿・賞誉・品藻・規箴・捷悟・夙慧・豪爽の9篇を収めた。