目次
万葉語の語性―副詞語彙をめぐって
助動詞「たし」の用法―文論の視点から
助詞・助動詞から見た梵舜本沙石集の文章―和漢両文脈の混淆を中心として
近世初期における伝文の体の訓読と「ゾ」
明治前期口頭語における文末語―『真景累ケ渕』を中心に
書簡文の文章構造―近代書簡文を例として
漱石の文体―文末表現を中心として
山本有三の小説における物語的文体―短編小説『こぶ』と中編小説『無事の人』の表現性
『細雪』における文章表現の特色―接続詞「ソウイエバ」使用の表現形態から
比喩理解過程の表現論的分析―たとえるものを問うアンケート調査の回答結果に即して
『色葉字類抄』読考略第3
変容方言―「なくしよう」は方言か
資料複製 山県周南『作文初問』