内容説明
リアス式海岸の美しい岩手県沿岸南部を気仙地方という。現在の行政区分では大船渡市、陸前高田市、気仙郡住田町、釜石市に編入された旧・唐丹村がこれに含まれる。藩政時代には仙台藩の北のはずれで盛岡藩と藩境を接していた。気仙方言をケセン語と呼んで、1つの独立言語のごとくにみなし、その総合的な研究を試みた。
目次
ケセン文字
ケセン仮名
ケセン語詞辞分類
隠詞と隠辞
動体詞
副辞
主詞と従詞
述辞dar/tar
複合動用詞
用言性接尾素〔ほか〕
著者等紹介
山浦玄嗣[ヤマウラハルツグ]
医学博士。1940年生まれ。岩手県気仙郡越喜来村および盛町に育つ。1966年東北大学医学部卒。1981年東北大学抗酸菌病研究所放射線医学部門助教授。1975年ごろから故郷気仙地方の言語をケセン語としてとらえ、その総合的研究に余暇を捧げた。1986年故郷大船渡市盛町で山浦医院を開業し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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