出版社内容情報
東北大学で長年教鞭をとった編者と縁の深い研究者30氏による最新の研究論集。テーマは“日本語の語彙・語法”に絞り、国語史や現代語・方言など、多岐に及ぶ。
目次
古代日本語における古い語彙と新しい語彙の比較研究の可能性
蜻蛉日記における文脈依存の暦日について
源氏物語のウレシとカナシ―情意形容詞の統語情報の整理
平安和文以降のト型副詞について
神田本白氏文集における付訓の記載位置について
『小右記』『御堂関白記』における接頭語「相(アイ)」―記録体資料における接頭語「相(アイ)」
土井本太平記における「接頭辞ウチ+動詞」の意味
『蒙求抄』の二部構造を利用した敬語概観
意志推量の助動詞の用法から見た近松世話浄瑠璃の文体
芭蕉発句における格助詞ガ・ノの用法〔ほか〕