ポイエーシス叢書<br> 自由であることの苦しみ―ヘーゲル『法哲学』の再生

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ポイエーシス叢書
自由であることの苦しみ―ヘーゲル『法哲学』の再生

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784624932596
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C0310

出版社内容情報



アクセル・ホネット[アクセル ホネット]
著・文・その他

島崎 隆[シマザキ タカシ]
翻訳

大河内 泰樹[オオコウチ タイジュ]
翻訳

内容説明

われわれが治療的な哲学理解の形式的図解を基礎に置くならば、『法哲学』の事実上の出発点を形成するものは、端的に代替となる正義論を立案するという意図ではなくて、まずは自身の現代における生活世界上の欠如または「苦しみ」の知覚である。他者を認めることなく、己れの欲望のおもくままに権利をもてあそぶ者たちを襲う、自由であることの苦しみ。コミュニケーションなき社会に蔓延する不透明な病理は克服されうるのか。『法哲学』に織りこまれた治癒と解放の論理を現代に再生する試み。フランクフルト学派新世代を代表する俊英がヘーゲル、そしてハーバーマスと対峙し批判理論の新たな地平を切りひらく。

目次

1 正義論としてのヘーゲル(個人的自由の理念―自律の間主観的条件;『法哲学』における「法・権利」―自己実現の必然的領域)
2 正義論と時代診断の関連(自由であることの苦しみ―個人的自由の病理学;苦しみからの「解放」―「人倫」の治療的意義)
3 近代の模範理論としての人倫の学説(自己実現と承認―「人倫」のための条件;「人倫」の過度な制度化―ヘーゲル的アプローチの問題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しお

0
ホネットの『法哲学』解釈は、「内的必然性」から次の段階に移行するという弁証法の一面的な図式を乗り越え、そこでは現れ得ない強度を、著作の「苦しみ」「解放」というカテゴリーから汲み取る。つまり抽象法や道徳でなされた「治療的分析は直接に、正義の構想にたいする帰結をもつ」(86頁)わけで、ホネットはここにヘーゲルの正義論を見出す。近年の正義論で『法哲学』は一面的であるとしてパージされてきたが、ホネットの企ては同書をアクチュアルなものとして復権することだった。そこで人倫が復原されるはずだがホネットの見立てはどうか。2022/05/10

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