出版社内容情報
私たちはかりにヒロシマを忘れても朝鮮を忘れてはならない。なぜなら、それは被害の記録ではなく、加害の記録だから。本書は、連行され虐殺された朝鮮人の血と告発の記録である。れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NIG
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〈うら若い同胞の女性が多数「女子挺身隊」、「戦線慰問隊」などの名目でひっぱられ、「慰安婦」として戦争遂行の犠牲にされた〉〈全体の数は数万に上ると思われる〉・・・一切の根拠を示さず、書きも書いたり。写真も日本と関係ない生首ゴロゴロとか。今ではインチキがばれてます。戦線慰問隊という言葉自体、この本以前に存在しない。
伊 謄
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公文書はもちろんのこと、埋葬記録や寺などに残されていた遺骨など、そういったものがこの作品を支えています。
根室
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1965年に第1刷、手元にあるのは2005年にでた第53刷。日本独占資本はアメリカ帝国主義を背景に~といった感じの文章が多いけど当時はそういう情勢だった。戦前の朝鮮人への虐殺や強制労働についての概説や証言。一番ショッキングだったのは、関東大震災時の虐殺の話かな。。 2012/03/13
mongkeke_tarikh
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訳有って通読する事となったのだが、戦前の朝鮮人中国人の強制連行問題は仄聞した程度であったので、より具体的な情報を得た感じだった。ネットでの議論では彼らはいつの間にか日本本土に居た様な雰囲気が感じられていたが、本書に依ればそういう事ではなく、所謂日韓併合の時に行われた朝鮮総督府やその意向に従った山師紛いの朝鮮人及び日本人資本家達による農村部の収奪的な囲い込み政策によって生じた農村社会の小作化と貧困化が原因となり、生活苦のために農民の朝鮮外への大量流出が生じた事が根本であったらしい。2019/06/17