開かれた社会とその敵 〈第2部〉 予言の大潮

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  • サイズ A5判/ページ数 390,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784624010539
  • NDC分類 134.66

出版社内容情報

〔予言の大潮・・ヘーゲル、マルクスとその余波〕文明そのものと同じくらい古く、同じくらい新しい全体主義的志向の現れをヘーゲル、マルクスの歴史決定論に把え批判した大著。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

d0g_ville

2
詳細は数か月前に読んだため失念。プラトンに続き、ヘーゲルの全体主義を批判するわけであるが、まあひたすら悪口雑言にも近い言葉を彼に向けている。ヘーゲルがドイツ帝国の礼賛者であり、いわゆる御用学者でしかないとばっさり切り捨てる。一方でマルクスの平等主義的理念については好意的とも取れる態度をとっているところが面白い。2014/05/05

roughfractus02

1
プラトンの呪文にかかる全体主義の時代にある著者は、この呪文を最初に見出したマルクス主義の批判検討に向かう。革命とユートピアを巡るマルクスの思考を三段階(窮乏化、二極化と革命、無階級社会)に区別し、そこに弁証法にセットされたリニアな展開を見る著者は、プラトンと逆に見える社会構想が、三段階を逆行する中で、窮乏化が無制限になるという前提から保護主義的になる点を見逃さない。国家は自身を維持するために窮乏化に干渉する場合がある点が見落とされるのだ。単一過程をセットするとどんな立場でも支配の問題に憑依されるのである。2017/02/22

抹茶ケーキ

0
一巻でのプラトンに続いて、二巻ではヘーゲルとマルクスを批判。具体的には、ヘーゲルの全体主義・集団主義、マルクスの決定論を批判。続いて(たぶん当時問題になっていた)合理主義と非合理主義の優劣を論じ、最終的に非合理主義は抗争を導くので合理主義の方が優れていると主張。結局のところ「世界の法則などというものはないのだから、自分たちで何が本当に正しいかをその都度決めていかねばならない」ってことかと思うけど、まあたしかにその通りだなと思う。2017/06/16

飛燕

0
ポスト構造主義的な読みものが苦手な人は避けたほうが良いだろう、というくらいテキストを意地悪に批評。私たちの社会は誰か(神とか)がつくったわけじゃないし、改善もしてくれない。どういう社会を描くか、築くか、改善するかは私たち次第。理想を一気にではなく、徐々に実現する。それは可能だし、できていたし、そうすべきだ。――この考えから「歴史に意味はない、私たちが意味を与える」というテーゼが導出されるのは当然。ポパーがこれを書いた時代、このテーゼは正しかった。しかし、現在ではだいぶ状況が変わった。留保なしには難しい。2015/09/24

生きることが苦手なフレンズ

0
著者の「歴史信仰」批判は納得できるが、その代わりに提示している「理性」だとか「ピースミール的社会工学」、「科学」はちょっと・・・ねえ。 やっぱり理性の合理性は何かの基準に沿って合理的で基準は例えば、生きたい、だとか感情的なものだと思うし、常に反証されうる科学に基づいて社会工学上の実践テストを行うなんてとても民主主義の社会じゃできないだろうし、執拗にユートピア実現の可能性を否定していたけれど、暗黙に「ピースミール的社会工学」によって進歩するユートピアを書いてるようにみえた。2013/06/23

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