出版社内容情報
新型コロナウイルス感染症にかかる社会的・人的被害を「生物災害」として捉え、災害対応の枠組みから今回のコロナウイルス対策の検証を行うともに、これからの新しい社会のあり方を提示する。コロナウイルス対策がまさに、社会安全学の射程にあることを示す。
内容説明
社会安全学の地平を切り拓く―自然科学・人文科学・社会科学の各分野から、コロナ禍の克服に向けた諸提言を提示する。
目次
1 COVID‐19災害総論(各国のCOVID‐19の流行状況と対応;COVID‐19のリスク評価―検証のための視点の整理 ほか)
2 行政システム(国のCOVID‐19対応;都道府県のCOVID‐19対応 ほか)
3 経済システム(経済発展はパンデミックによる人命リスクを軽減するか;雇用・労働者・市民生活への影響 ほか)
4 人間と社会システム(人間心理と行動;インフォデミックとメディア ほか)