ミネルヴァ日本評伝選<br> 西郷隆盛―人を相手にせず、天を相手にせよ

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ミネルヴァ日本評伝選
西郷隆盛―人を相手にせず、天を相手にせよ

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  • サイズ B6判/ページ数 610p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623080977
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

薩摩藩兵を率いて戊辰戦争に勝利するも、新政府で征韓論争に敗れて下野し、郷里で西南戦争の総指揮官に担がれた西郷隆盛。明治維新を成し遂げた英雄とされる一方、多面な顔をもつその特性と素顔を、主として一次史料に基づいて解明する。

内容説明

西郷隆盛(一八二八~七七)薩摩藩士、軍人、政治家。薩摩藩兵を率いて戊辰戦争に勝利するも、新政府で征韓論争に敗れて下野し、郷里で西南戦争の総指揮官に担がれた西郷隆盛。明治維新を成し遂げた英雄とされる一方、多面な顔をもつその特性と素顔を、主として一次史料に基づいて解明する。

目次

序章 西郷とはいかなる人物か
第1章 誕生から青年時に至るまで
第2章 将軍継嗣運動に関わる
第3章 二度の流島生活
第4章 流島生活の終焉と中央政局への再登場
第5章 新たな段階へ―打倒一会桑をめざす
第6章 旧体制の打倒を実現
第7章 明治初年の西郷隆盛
第8章 明治六年の政変
第9章 西南戦争
終章 死後の神格化、そして「西郷さん」誕生

著者等紹介

家近良樹[イエチカヨシキ]
1950年大分県生まれ。1973年同志社大学文学部卒業。1982年同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士。現在、大阪経済大学客員教授(幕末維新史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

24
幕末維新史の専門家による最新の評伝で、ともすると神格化されたこの大人物を生身の人間として描こうとしている。そのため書簡類の引用も多く大部なものになったが、読み応え十分の決定的な伝記と言えよう。また、幕末、特に大政奉還から鳥羽・伏見戦争に至るプロセスについては、徳川慶喜の評伝をものしている著者ならではの詳しさで、薩摩藩邸焼き討ちなども最新の資料で評価しており、この時期の基本図書のひとつとなり得ると思う。明治6年政変の評価も妥当と思うが、結果的に西郷の征韓論は征韓論になっていないことが明らかになっている。2018/01/03

19
西郷の一生を最新の研究成果を踏まえて500p以上に渡って追った本。薩摩の次世代を丸ごとごっそり失わせたという点だけみても、私は西郷自体があんまり好きな人ではないんだけど、自己矛盾を大いに含み、割と行き当たりばったりな人だったのかな…と。西南戦争も最初から勝つつもりはなかったのかと思ってたのだけど、単に見通しが甘く、二週間程度で熊本の鎮台を落とし大坂まで到着するつもりだったという記述に驚いた。結局、政局を握った長州によって都合よく神格化というか、死人に口なしとばかりに利用された今日の評価なのかなあと思った。2018/10/08

BLACK無糖好き

15
西郷隆盛の生涯を一次史料を元に、人物像に焦点を当てながら辿る。主に関係者の日記や書簡などから、西郷隆盛の内面に深く入り込み、世間に浸透しているイメージだけでは収まりきらない謎の部分にも肉迫している。本書で特に印象に残るのは死生観。自らの死に場所を求め、平然と命を投げ出すように、死に魅入られて行くような言動を時に垣間見せる所が西郷の特質の一つであろう。この点については「あとがき」にもあるが、著者の思いも関係していると思われる。又、死後、如何に神格化が図られたか、その過程の解説も興味深いものがある。2017/10/01

MUNEKAZ

12
西郷隆盛の評伝。西郷を必要以上に持ち上げず、人間的に弱い面や策略家としての面など等身大の姿を伝えようとしている。印象的なのは高崎崩れに端を発する島津久光との激しい対立と、それでも西郷を薩摩藩に縛り付けた島津斉彬への敬慕の思い。大久保利通や木戸孝允らと違い、最後まで「藩」という枠組みに囚われ、苦悩し続ける西郷の姿はときに痛々しさも感じるほど。ただ二度の流罪や征韓論後の下野など失敗も数多くあり、つねに中央で活躍した人物ではないことが、逆に後世の人間の理想を託されることにつながっているのかもしれない。2017/12/30

Ryoichi Ito

7
維新(明治)の功臣にして明治の賊臣。極めて魅力的な人物だが,明治6年の朝鮮使節派遣問題以降の西郷の行動はどうしても理解できない。なぜ死に急いだのか。病のためか,あるいは新政府に対する絶望のゆえか。2018/04/16

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