内容説明
リーダーの権力と「執政府」「政党」、候補者中心の「選挙」、3つの指標を用いて、14の民主主義諸国における「大統領制化」の過程を提示する。
目次
民主主義社会における政治の大統領制化―分析枠組み
イギリスの首相―もはや「同輩中の首席」ではない
大統領制化しつつある政党国家?―ドイツ連邦共和国
大統領制化、イタリアの流儀
スペインにおける大統領制化―ポスト・フランコ期における首相権力の源泉
低地帯諸国―「首相」から大統領的首相へ
デンマーク―合意重視型民主主義における大統領制化
パーション大統領―スウェーデンはいかにして彼を生み出したのか?
カナダ―執政府による支配と大統領制化
大統領制化された政治体における双頭的大統領制化―フランス第五共和制
フィンランド―指導者に力を しかし誰が指導者なのか?
ポルトガル民主主義の大統領制化?
大統領制化した議院内閣制の失敗
半主権的なアメリカの大統領―大統領制化する統治の中で独立する大統領が抱えるジレンマ
現代民主政治の大統領制化―証拠、原因、結果
政治の大統領制化論を擁護する
著者等紹介
ポグントケ,トーマス[ポグントケ,トーマス] [Poguntke,Thomas]
デュッセルドルフ大学教授(比較政治学)、および同大学政党研究所長。これまでに、シュトゥットガルト大学、マンハイム大学、ビーレフェルト大学、キール大学、バーミンガム大学、ボーフム大学、欧州大学院(European University Institute)などで教鞭を執る。Routledge社のECPR Studies in European Political Scienceのシリーズ編者
ウェブ,ポール[ウェブ,ポール] [Webb,Paul]
サセックス大学教授(政治学)。これまでにイギリス国内および海外の多くの大学で客員研究員を務めており、最近では、オーストラリア国立大学に滞在した。現在は、Party PoliticsやRepresenationなどの学術雑誌の編集委員を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Soma Oishi