内容説明
ケアとは、人間とは、社会とは―様々な学問分野と実践をクロスさせながら、ケアのありようやその意味を幅広い角度から探究することで、新たな人間理解と社会構想を展望するシリーズの第1巻。本書はシリーズの総論として、ケアの原理、現代社会とケアの関係に言及するとともに、様々な領域におけるケアの実践を取り上げ、そもそも人間にとってケアとは何なのかを考察する。
目次
いま「ケア」を考えることの意味
第1部 ケアの原理と社会システム(ケアと人間行動;「ケアの正義」の公共哲学;ケアと完全従事社会;ケアの人類学 ほか)
第2部 ケアの臨床・実践(ケアと死生観―樹木葬の挑戦 いのちを見つめる墓地;ケアと伝統文化―祭りと講・地域文化;ケアと終末期医療―がんからケアと死生を考える;ケアと補完代替医療―ナラティブ・ベイスト・メディスンの立場から ほか)
著者等紹介
広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年生まれ。1986年東京大学大学院総合文化研究科(相関社会科学専攻)修士課程修了。現在、千葉大学法経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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