ケアとは何だろうか

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  • サイズ A5判/ページ数 345p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623064892
  • NDC分類 369
  • Cコード C3336

内容説明

ケアとは、人間とは、社会とは―様々な学問分野と実践をクロスさせながら、ケアのありようやその意味を幅広い角度から探究することで、新たな人間理解と社会構想を展望するシリーズの第1巻。本書はシリーズの総論として、ケアの原理、現代社会とケアの関係に言及するとともに、様々な領域におけるケアの実践を取り上げ、そもそも人間にとってケアとは何なのかを考察する。

目次

いま「ケア」を考えることの意味
第1部 ケアの原理と社会システム(ケアと人間行動;「ケアの正義」の公共哲学;ケアと完全従事社会;ケアの人類学 ほか)
第2部 ケアの臨床・実践(ケアと死生観―樹木葬の挑戦 いのちを見つめる墓地;ケアと伝統文化―祭りと講・地域文化;ケアと終末期医療―がんからケアと死生を考える;ケアと補完代替医療―ナラティブ・ベイスト・メディスンの立場から ほか)

著者等紹介

広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年生まれ。1986年東京大学大学院総合文化研究科(相関社会科学専攻)修士課程修了。現在、千葉大学法経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

10
ケアのあり様を幅広い学問分野から捉えようとした意欲作です。それは、それまで「生産性が低い」とされてきたケアの分野に積極的意味があるのだということを提示しようとしたのがこの本だと思います。人間はケアの関係性の中で生きるものであり、ある意味依存的関係の中にあるものです。そのなかで、人間の全面的発達を可能にしうるケアのあり方があるのだと思います。僕は、すべてにおいてこの本と同じ意見ではありませんでした。しかし、学ぶべきものがとても多い本でした。2014/08/28

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