「東京」に出る若者たち―仕事・社会関係・地域間格差

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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623064083
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3036

内容説明

なぜ、若者は住み慣れた故郷から大都市へ移動するのか。移動は若者に何をもたらすのか。経済と社会関係の二つの視点からミクロデータに基づき検証。

目次

本書の目的とデータの概要
第1部 大都市への移動と若者の仕事、経済(地域間労働移動の実態と時系列分析;地域間移動から若者が得る経済的な利益;地域間移動と格差問題)
第2部 移動する若者たちの社会関係(地域間移動は地元の人間関係を壊すか;移動先で形成する人間関係;東北出身者のローカル・トラック;都市への移動と趣味ネットワーク)
第3部 青森県の若者のケーススタディから(大都市に就職した工業高校卒業生の地元意識;大卒女性の大都市移動とローカルネットワーク)
若者の地域間移動に関する、いくつかの処方箋

著者等紹介

石黒格[イシグロイタル]
日本女子大学人間社会学部准教授

李永俊[イヨンジュン]
弘前大学人文学部教授

杉浦裕晃[スギウラヒロアキ]
愛知大学経済学部准教授

山口恵子[ヤマグチケイコ]
弘前大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かめぴ

6
地方あるある。東京に出るのは選択しているのではなく、させられている。のが本当のところか。。工業高校から東京っていうのも、なかなか難しいな。しかし・・こういった問題は国家レベルで考えてほしい。早急に。2015/01/31

ぴのこ

5
斜め読み。東北の若者というか青森県の高校生・大学生について対象がやや絞られていたのが、ちょっと残念。これまで大学進学率における地域間格差に関する資料や文献をいくつか読んだことがあったが、経済的格差に関するものが多かったが、移動先での人間関係の変化や影響に関して初めてだったので、そこが収穫だった。2013/02/19

うえだ

2
統計情報が中心なので読むのは大変。統計部分を飛ばしてまとめや考察だけ読む方がよいかも。しかし、地方の高校生・大学生が自分の進路を考えるときに読むととても参考になると思われる。進学・就職時の東京への移動は収入上有利であり、意外と友達も減らない。しかしそれにはいくつか条件もある。「ローカルトラック」の存在は、私自身地方から都会に出た時に感じた実感からとても納得がいく。2013/02/01

ぶいしーてん

1
手元に置いときたい2015/05/03

キタミナミ

1
卒論の内容に近い為読了。私も地方出身者なので想像しやすい面もありました。教育の機会が地方では少ないこと、産業自体が少なく、就職先が少ないこともあり、そのようは状況の中、県外へ出ることが当たり前になり地域間移動はさらに進むのだと感じた。2014/06/03

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