内容説明
これから本格的に研究を意識し始める学生(学部2~3年生や修士1年生)を主たる対象とした、リサーチリテラシー(研究を遂行するために必要な基礎的能力)についての入門書。これを読めば「聞く力」「課題発見力」「情報収集力」「推報整理力」「読む力(読解力)」「書く力(執筆力)」「データ分析力」「プレゼンテーション力」の8つの力が身につきます。
目次
0章 本書の3つのキーワードと学士力
1章 聞く力
2章 課題発見力
3章 情報収集力
4章 情報整理力
5章 読む力(読解力)
6章 書く力(執筆力)
7章 データ分析力
8章 プレゼンテーション力
著者等紹介
山田剛史[ヤマダツヨシ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、岡山大学大学院教育学研究科准教授
林創[ハヤシハジム]
京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、岡山大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タナカ電子出版
23
この本は大学生が卒論 レポート提出に必要な情報が書かれている本です。大学生におすすめな本です!出版が7年前なので少し情報が古いです。一応Googleスカラーから検索をかけることなどは書かれていますがアラートをかけることまでは書かれていませんでした…私が初めて知ったことは学術雑誌には(学会誌)と(紀要)の2種類があり前者が学会発表 独自審査 後者が大学or研究所発表 審査が甘い で、分けられている事を知りました!2018/12/19
Akito Yoshiue
11
すごく参考になる。総合探究の参考図書として役に立ちます。2020/03/29
きさ
3
研究が本格的に始まるから、その準備で読んでみた。情報を集める大切さ、文章を書くときに自分でテーマ考えるのが難しいというのが分かった。勉強するときは何でも能動的に学習した方が楽しいって思った!2017/04/19
marcy
2
各所でおすすめあり。高校までの「粗探しされない」「失点を防ぐ」ための学習と、高等教育機関である大学の学びは根本的に異なることをわかったうえでの大学生活と、高校と就職までの間の自由に羽を伸ばす時間を過ごすのと、大きな隔たりが生まれるのは確実であろう。残念ながら日本や多くの企業は、経営陣が低学歴(学部卒メイン)であるがゆえに、この本が説く学びを評価しない、もとい評価する視点も力もないのが実態である。もはや終身雇用など幻想的という時代を歩むなら、自分が力をつけることが何よりもサバイバルに不可欠である。2022/02/01
暁人
2
大学での勉強の仕方について、かなり丁寧に書かれた本。特に「クリティカルシンキング」についての話が面白かった。何でも鵜のみにせず客観的・批判的に捉える、というのはやがて仕事でも使えると思う。そんなわけで、大学一年生にお勧めの一冊だが、残念なのはこれを自分自身が大学に入りたての頃に読みたかった、ということ。当時は無駄なことや間違ったことをしていて、かなり損をしていたんだなと思った。2013/08/14