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選挙演説の言語学

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  • サイズ B6判/ページ数 253,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623057818
  • NDC分類 314.85
  • Cコード C1080

内容説明

どうしたら、聴衆を惹きつける演説ができるのだろうか―。本書は、政治の本質ともいえる「ことば」の観点から、今日の日本政治を見直す。2009年8月の衆議院議員総選挙前における選挙演説をケース・スタディに、さらにレーガン、オバマらとの比較も交えて「選挙演説」の実態を調査、分析した「政治家たちはかく戦えり」の記録。

目次

第1章 いざ出陣!―ウチに留まるか、ソトに広がるか(なぜ自民党は惨敗したのか?;自民党・野田聖子と民主党・馬淵澄夫;力強くフォーマルな野田陣営;聞き手を意識する馬淵陣営;語彙の頻度調査から)
第2章 ことばを失った党首たち(「日本を守らにゃいかん」―麻生太郎;「皆さま方のお暮らし」―鳩山由紀夫;麻生・鳩山、何が違うのか)
第3章 ベテランたちの模索(単調なリポート・トーク―菅義偉;「お金は天から降ってきません」―舛添要一;;いけいけ、どんどん―赤松広隆;「私たちの魂がこもっているんです」―岡田克也;勇気を与える―小泉純一郎)
第4章 新人政治家たちの苦闘(「シズラー」とステーキ;自分を売り込むリポート・トーク―渡嘉敷奈緒美;小さな体で、がんばっています―田中美絵子;「高校生のみんな、がんばります」―小泉進次郎;「いろんな分野で活動してまいりました」―盛山正仁;スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツ)
第5章 聞き手中心のラポート・トーク(人を惹きつけない演説;SHARP―五つのポイント;ロナルド・レーガンの疑問文;オバマ大統領―生徒たちに語りかける)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

2
重要箇所はゴシック太字になっているので、読みやすい。先ほど演説にきて、熱心に演説していたのはわかるが、あまり激しないでおばあさんにもわかるように語ればいいだろう。共感なくして集票なしだろう。政治家のボキャブラリー、話術。思うに、外山滋比古流の簡にして要を得た演説なら有権者は共感を示すだろう。あれもこれもでは論点もわからない。これから3つのことを話します、などと限定して。小泉純一郎話法(136ページ~)はどうなのか。扇動とか洗脳。有権者はその場の雰囲気にのみこまれているので、冷静に投票用紙に書いているか?2012/12/07

onepei

1
おもしろかった。もう一歩掘り下げてくれれば。話の内容よりコミュニケーション力が重要だったとは。2010/07/12

kozawa

1
退屈な本ではないけど、「だから何」って感じかな。つい近年の演説を分析しました、はい終わり。2010/06/30

ぱ く

0
【2012-50】読了。記念すべき2012年50冊目(祝・ノルマ達成)は言語学者による選挙演説のアレコレ解説。学者さんなだけあって、各種政治家さんの演説が論理的に分析されていて、かつ演説内容は自分たちの生活に直結する問題が多いので、興味深く読むことが出来ました。また仕事柄、人と話す機会が多いので「いかに心に響く演説をするか?」に対して一定の気づきがあったのも収穫。オススメです。2012/07/29

Rnt SSK

0
個人ベースで追っているあまり、やや本質とはずれている部分があるものの、演説を様々な枠組みで分析しており興味深い。本書を読み、個人的にも、演説の時に意識するようになった。2011/09/14

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