ミネルヴァ日本評伝選<br> 大正天皇―一躍五大洲を雄飛す

個数:

ミネルヴァ日本評伝選
大正天皇―一躍五大洲を雄飛す

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 16時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 205,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623055616
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0321

内容説明

アイビー・リーグで語られる嘉仁の時代、二十世紀日本の「原点」。治世の期間が比較的短く、健康状態が芳しくなかったことから悲運の生涯と語られることの多い大正天皇。20世紀初頭という「近代の起点」に生きた歴史的意味、さらに日本の近代化へ及ぼした影響はいかなるものか、世界史的文脈から光を当てる。

目次

第1章 病弱な天皇か
第2章 日本の西洋化とともに
第3章 行啓に見る近代日本
第4章 二〇世紀近代国家の天皇
第5章 「平和日本」の象徴
第6章 忘れ去られる大正天皇
終章 歴史のなかの大正天皇

著者等紹介

ディキンソン,フレドリック・R.[ディキンソン,フレドリックR.][Dickinson,Frederick R.]
1961年東京に生まれる。1986年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。1993年エール大学大学院歴史学研究科博士課程満期退学。博士(歴史学)。現在、ペンシルヴァニア大学大学院歴史学研究科・歴史学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

15
病弱で暗愚と言われた大正天皇に、積極的に光を与える著者。明治天皇と比べ、開かれた皇室を目指し、近代日本を切り開いた象徴と全面的に肯定している。異国の著者がなぜそこまで宣揚してくれるのかと申し訳ない限りだが、贔屓の引き倒しである。時代が下るにつれ現代化されるのは当然であり、その世情が皇室に反映されたというに過ぎない。2019/06/16

ジュンジュン

13
著者は言う、伝記とは個人の性格ではなく、時代の性格すなわち歴史的意義も浮かび上がらせなければならないと。原武史氏と古川隆久氏が、ミクロの視点で"病弱"を重視したのに対し、本書はマクロの視点から、時代の"象徴性"を論ずる。世界史的視点(特にヨーロッパ王室)から見れば、大正こそ近代のスタンダードであり、それを象徴するのが大正天皇その人であると。明治、昭和(戦前)に比べて陰が薄いのは、現代日本(象徴天皇制)に完全に密着融合しているから。納得できるかは別にして、日本人にはなかなか持ち得ない面白い視点ではある。2021/04/07

バルジ

4
大正天皇個人評伝というより近代日本における「大正天皇」の象徴的存在にスポットをあてている。大正天皇個人への同時代人の評価が殆ど記載されておらず、当時の為政者達がどういう眼差しで評価していたのかが不明なのは惜しいところ。しかし本書の最大の価値は同時代の欧州諸国と比較した上で近代日本の天皇制をその欧州水準まで高めたという、現在の象徴天皇制へと繋がる論点を描き出している点であろう。幕末に生まれあくまで保守的だった「明治大帝」と比べ大正天皇はフランス語を学び世界へ強い関心を抱く「開かれた」君主だった。2020/07/06

そーすけ

2
230*大正天皇3冊目。天皇を、ひとりの人間というよりも、機能として見ている。こちらは、必要以上に大正天皇を持ち上げ過ぎ。2018/09/30

そーだ

2
大正天皇に対する誤解や偏見が改まる優れた本。しかし、その記述はより正確であろうとするためか、どこか暖かみがないように思う。2012/11/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/274292
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。