内容説明
障害者権利条約の理念の実現にむけて、自立生活支援と地域社会へのインクルージョンを支える新たなシステムを提唱する。
目次
第1部 総論(ソーシャルインクルージョンとは何か;社会的排除に対する人権保障枠組みの拡大―インクルーシブな社会構築にむけて;戦後の障害者運動から見た障害者福祉法のあるべき方向)
第2部 1990年代の障害者サービスの展開とその問題点(措置制度;八法改正以降の地域生活の実践;精神障害者、知的障害者の地域自立への取り組み;社会福祉基礎構造改革の展開と問題点;介護保険制度成立の背景)
第3部 2000年以降の障害者サービスの展開とその問題点(支援費制度と障害者自立支援法;障害者福祉サービスと介護保険;要介護・障害程度区分認定システム;ケアマネジメントシステム;カリフォルニア州の障害者支援サービスの展開―IHSSとRCの支援サービスを中心として)
第4部 わが国の「障害者総合福祉サービス法」の展開(障害のある人の権利に関する条約と障害者自立支援法―条約上の「自立生活条項」からの検討;法の全体像と「障害者基本法」「障害者差別禁止法」との関係;法の基本的理念・目的;障害の定義と法の対象;支給決定の仕組み;サービスの範囲と概要、地域移行;不服申立てシステムと権利擁護システム;障害者総合福祉サービス方における財政システム)
著者等紹介
茨木尚子[イバラキナオコ]
現在、明治学院大学教授
大熊由紀子[オオクマユキコ]
現在、国際医療福祉大学大学院教授
尾上浩二[オノウエコウジ]
現在、DPI日本会議事務局長
北野誠一[キタノセイイチ]
現在、関西地域支援研究機構(KRICS)代表
竹端寛[タケバタヒロシ]
現在、山梨学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。