内容説明
河竹黙阿弥(一八一六~一八九三)歌舞伎狂言作者。江戸末期から明治中期という維新をまたぐ日本の新旧転換期に活躍。過去の慣習から脱却し、新たな芝居世界を切り拓いて狂言作者から劇作家に転じようとした脚本作者の生涯を活写する。
目次
序章 河竹黙阿弥とは?
第1章 狂言作者としての黙阿弥
第2章 二世河竹新七の誕生
第3章 市川小団次と河竹新七
第4章 作者と作品
第5章 「勧善懲悪」の人間観
第6章 新七と明治維新
第7章 一世一代のために
第8章 引退
著者等紹介
今尾哲也[イマオテツヤ]
1931年大連に生まれる。1960年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。元玉川大学教授、武蔵野女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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