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シリーズ・現代思想と自由主義論
競争の倫理―フランク・ナイト論文選

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  • サイズ A5判/ページ数 281,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623053452
  • NDC分類 331.7
  • Cコード C3333

内容説明

シカゴ学派の総帥ナイトは、ケインズやハイエクと並ぶ二十世紀を代表する経済学者でありながら、その思想と文体の晦渋さゆえに忘却の淵に曝されてきた。本書は、アメリカ経済学界の「大いなる暗闇」の核心を明らかにする論文選。

目次

第1章 競争の倫理
第2章 集産主義体制における限界原理経済学の位置
第3章 景気循環、利子および貨幣―方法論的アプローチ
第4章 民主主義の意味―その政治的・経済的構造と理念
第5章 現代文明における宗教と倫理
第6章 自由主義社会の病弊
第7章 自由放任主義―その賛否
解説 フランク・ナイトの複眼(黒木亮)―思索の多面性と重層性

著者等紹介

高哲男[タカテツオ]
1947年、大分県生まれ。九州大学経済学部卒業。現在、九州産業大学大学院教授、九州大学名誉教授、博士(経済学)

黒木亮[クロキリョウ]
1975年、宮崎県生まれ。九州大学経済学部卒業、同大学院経済学府博士課程修了。博士(経済学)。現在、獨協大学経済学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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毒モナカジャンボ

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保守自由主義者のパフォーマディブな筆致により、議論は二転三転し、晦渋を極め、本題がなんであったか油断するとすぐにわからなくなるが、一貫して反ラディカリズムであり、自由と民主主義の価値を議論(説得ではない!)に求める筆者にとって、何らかの積極的な主張をするよりかは、消極的に、世論の謬見を衝いたり極論を否定することに大きな価値があったのだろう。いかなる政治体制であれ完全競争の理想に基づく分配という命題には何ら影響はない、個人主義は叙述的には家族主義、自由主義社会における遊びや文化活動の重視などが印象に残った。2020/08/14

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