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内容説明
24時間逃れられない子どもの残酷な日常に、大人はどう向き合えばいいのか?中高生への取材から新たな打開策を、気鋭のジャーナリストが伝える。
目次
第1章 ネットをめぐる子どもの現実(子どもとネットとの関わり;ネットでつながる子どもの人間関係 ほか)
第2章 ネットいじめ被害者の声(しんどい子どもたち;いじめと自殺サイトで命を絶った娘 ほか)
第3章 心の教育のためのネット・リテラシー(大人の意識改革;ネット・リテラシーと情報モラル教育 ほか)
第4章 大人と子どもにできること(国の規制と家庭のルール作り;被害者にも加害者にもしないために ほか)
著者等紹介
渡辺真由子[ワタナベマユコ]
メディアジャーナリスト、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所非常勤講師。元テレビ局報道記者。いじめ自殺と少年法改正に迫ったドキュメンタリー「少年調書」で2000年、日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金優秀賞受賞。退社後、カナダのサイモンフレイザー大学メディア分析所でメディア・リテラシーを研究。現在、メディアの性・暴力表現が犯罪やジェンダー意識の形成に与える影響や、ニュースの読み解き方について、コメンテーターや講演を務める。「メディアと賢く付き合う方法」を手ほどきし、最先端のメディア・リテラシー教育をわかりやすく解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柏もち
6
ネットのいじめは匿名性があるからより安易に行われるようになり、個人情報を不特定多数へ漏らして中傷し、なりすましで出会い系サイトに登録する・無理矢理裸にした写真をupするといった性的に辱める傾向が増した。この本は十年ほど前に発行されたものだが、今の情報モラル教育はどうなっているのか気になるところだ。カナダのケベック州の小学校で実施された「差別を体験させる授業」は実にいいアイディアだ。日本の学校でも取り入れたらいい。2017/10/18
Sayaka
5
図書館。mixiやプロフなどちょっと古いが今でも通じる内容。娘が小6の時学年LINEグループでトラブルがあった。うちは蚊帳の外だったし内容もしょうもなさ過ぎて驚いたが。靴が隠された時も「ママが美人で羨ましいんちゃう?嫌がらせしてる子の方が哀れ。うちは賢いし金持ちやし…(なんてことは全然無いけどな)」って言ったら気にしてなかった。大人がネットで好き放題悪口書いてるんだから子供のトラブルなんて無くならないと思う。読書を趣味にすればいい。2023/05/24
mai
5
最近ニュースでよく話題になるネットでのいじめ。授業でもこういうものを取り上げるそうで。色々と興味深かったです。2013/06/07
nom
1
ネットいじめについての考察。現状の分析と、対策をどのようにしたらよいのか。お笑いのブームが「優越型」という分析は新鮮。確かに、その通りだなと思う。相手の外見などで笑いをさせっているのが多いっちゃ多い気がする。2015/06/19
貧家ピー
1
こんなにつながることが大切なのだろうか。自分の子供時代にこんな関係を求められなくて良かったと思ってしまう。教育する大人がネットや機器の勉強をしておいた方がいい。2009/02/23