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Minerva西洋史ライブラリー
石炭で栄え滅んだ大英帝国―産業革命からサッチャー改革まで

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  • サイズ A5判/ページ数 380p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623050963
  • NDC分類 567.092
  • Cコード C3322

内容説明

日本を凌駕するほどの金融街シティーの好景気。それを可能にしたのはサッチャーかブレアか。製造業から金融へのターニング・ポイントは1984‐1985年の炭鉱ストライキであった。フォークランド戦争の2倍の経費を使って炭鉱ストライキを押しつぶしたサッチャーの意図は何であったのか。著者はイギリス中を駆け回り、イアン・マクレガー石炭庁総裁、トニー・ベン労働党元産業大臣、第2組合書記長、炭坑村の子供たち、警察官などと会見し、彼らの生の声から炭鉱ストライキの本質を追求していく。18世紀の産業革命から現在までの250年間の「イギリス石炭業史」の中から「サッチャーが果たした歴史的役割」を知る上で手がかりとなる必読の書。

目次

第1部 大英帝国時代―1750~1913年(大英帝国の繁栄と石炭;パックス・ブリタニカを支えたカーディフ炭;世界支配のてまの戦略物資と化したカーディフ炭―日露戦争とバルティック艦隊の大遠征を例として)
第2部 両大戦間期―1914~1945年(ドーズ案と1926年ゼネラルストライキ―南ウェールズを中心として;大英帝国の黄昏とイギリス炭鉱業の斜陽化;イギリス炭鉱業再建への方策)
第3部 国有化から民営化時代―1945年~(労働党政権と炭鉱国有化政策;「所得政策」の展開―ウィルソン労働党政権とヒース保守党政権;トニー・ベン労働党産業大臣と「英国産業再生白書」;サッチャー政権と1984~85年炭鉱ストライキ)
第4部 インタビューを通じてみた炭鉱ストライキ(トニー#ベン労働党産業大臣へのインタビュー;イアン・マクレガー石炭庁総裁へのインタビュー;各団体・市民へのインタビュー;今日の好景気を支えているのはサッチャーかブレアか)

著者等紹介

山崎勇治[ヤマサキユウジ]
1945年生まれ。同志社大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、北九州市立大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ワッキー提督

1
後半はかなり具体的な労働運動についての研究であった。2019/02/04

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