内容説明
よりよい排泄ケアは、介護される人や介護する人の生活や価値観そのものを変えるほどに重要なものです。本書は、ケアのための用具や方法を具体的に紹介しながら、いま本当に必要な排泄ケアのあり方についての考えを伝えています。
目次
1章 むつき庵のこと
2章 排泄用具のいろいろ―むつき庵の四〇〇点の中から
3章 排泄についてのいろいろな相談
4章 特別養護老人ホームでの困難事例研究会
5章 排泄ケアは介護する人も変える
6章 排泄ケアをともに考えるために
著者等紹介
浜田きよ子[ハマダキヨコ]
母親の介護をきっかけに高齢者の暮らしを広げる道具について学ぶ。現在、高齢生活研究所所長、排泄用具の情報館「むつき庵」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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G-dark
3
気持ち良く、しかもプライバシーを守って排泄することは、生きる上でとても大切なことですよね。この本は、排泄に関する用具の情報館の代表者が書いた本。様々な排泄用具についての紹介の他に、色んな方から受けた排泄の悩みの事例や、排泄を見直してみて介護する側もどう変わったかという事例も沢山載っています。おむつ=素晴らしい、わけではないし、おむつ=悪い、わけではないんですよね。要はそれがその人に合うか合わないかの問題。一人一人にぴったりのものを見つけて、気持ち良く且つプライバシーのある排泄が出来るようにしたいですね。2015/09/28
脳疣沼
1
排泄ケアに関しては、まだまだイノベーションがありそうだけどなぁ。オムツにするっていうのは、なんかおかしい気がする。じゃあ他に何があるのかと言われると困るが。2017/04/20
kenitirokikuti
1
病死した友人が末期の頃にはオムツをしてたとご両親から聞いたので、紙おむつを自分で試してみたことがある。排尿はなんとかやれたが、排便には至れなかった。下剤を使わないとむつかしい▲痴呆老人がオムツの吸湿ゲルをゼリーと見て食ってしまうという話がつらい2017/03/26