内容説明
李王家最後の皇太子妃、日韓の狭間に揺れた流転の生涯。
目次
第1章 梨本宮方子の日々(方子の生まれた年;世界大国への道;学習院女学部時代;皇太子妃候補)
第2章 李王族の一員に(婚約発表;皇室典範増補;結婚の延期;婚儀)
第3章 動乱の時代(光と闇;晋の夭折;関東大震災;方子の妹と兄)
第4章 流転(王族妃のつとめ;王公族廃止;李承晩から朴正煕へ;福祉事業へ)
著者等紹介
小田部雄次[オタベユウジ]
1952年東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。静岡福祉大学社会福祉学部教授。専攻は、日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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若黎
8
図書館本。昔、韓国楽善斎での李方子さんをテレビで紹介してるのを見たような気もするから、この人の名前が記憶に残っていたのだと思う。 朝鮮王朝最後の皇太子妃も読んだけど。この人のときは皇族と外国人の結婚はよくて、嵯峨浩さんのときはなぜダメだったんだろう。皇室典範改訂されてる?読み落としたのかな。生涯全般にわたってかかれているが、韓国時代の福祉事業の大変さは、朝鮮王朝最後〜のほうが詳しいと思う。心から心配する人たちの苦言を信じず、甘言にのってしまうところは読んでても辛かった。2023/09/12
Mana
4
林真理子の李王家の縁談の人。李王家の縁談は関東大震災までだったけど、彼女のその後を知ることができる。辛いこともあったけどそれなりに幸せと言える人生だったんじゃないかと思いちょっとホッとした。戦後は韓国に渡り慈善事業に邁進しており、彼女の人生を語るならその部分こそ描くべきところだったんじゃないかな、とちょっと思った。2022/10/09
takao
2
ふむ2024/02/06
ミネチュ
0
李方子の伝記。 さほどおもしろくもなく、これと言って特筆すべきことなし・・・ 2016/09/19
てんまる
0
昭和天皇と生没年が同年(1901〜1989)赤坂プリンス別館が旧李王家邸なのは知識として知っていても暮らしていた人たちの出来事を知ると以前と違って見えてくる。20世紀の話だが李王朝毒殺暗殺多すぎる。2023/05/04