Minerva社会福祉叢書
「日常的貧困」と社会的排除―多重債務者問題

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  • サイズ A5判/ページ数 357p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623049523
  • NDC分類 338.7
  • Cコード C3336

内容説明

現代日本の「日常的貧困」ともいえる「多重債務者問題」に、著者の多重債務専門相談員の経験も加え、消費者教育と生活福祉の領域から、独自のジェンダー視点で接近を試みる。また、詳細な実態把握を通して、多様な問題性を明らかにし、多重債務者問題を「社会的排除」の貧困概念に位置付け、解決に向けた方策を検討する。

目次

序章 多重債務・貧困・消費・ジェンダー
第1章 多重債務者問題と消費者信用の浸透
第2章 家計の負債とその増加要因の検討
第3章 世帯形態の違いで異なる多重債務の状況―相談記録の分析から
第4章 債務の増加過程と家族の関係性―インタビュー調査・家計調査から
第5章 債務整理後の生活格差―アンケート調査から
第6章 ジェンダーセンシティブな消費者教育を求めて―二つのアンケート調査から
第7章 多重債務者問題・「日常的貧困」・ジェンダー
終章 多重債務者問題が投影する現実と残された課題
資料

著者等紹介

宮坂順子[ミヤサカジュンコ]
1950年生まれ。1973年日本女子大学家政学部卒業。2002年横浜国立大学大学院教育学研究科修了(修士「教育学」)。2005年昭和女子大学大学院生活機構研究科博士後期課程修了(博士「学術」)。現在、昭和女子大学生活科学部生活環境学科非常勤講師(消費者経済学)、昭和女子大学女性文化研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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