内容説明
昭和初期、首相として戦前政党政治を最も押し進め、ロンドン海軍軍縮条約を締結した浜口雄幸。道半ばにして右翼青年の凶弾に倒れたその劇的な生涯を、浜口が見据えた激動の日本と国際環境へのまなざしを軸に読み解いていく。
目次
第1章 民政党総裁就任と動乱中国
第2章 中国政策構想の対抗と東アジアをめぐる国際関係
第3章 田中内閣への内政批判と議会制的君主制論
第4章 民政党総裁就任以前
第5章 首相在任期の国際協調と対中関係
第6章 金解禁・産業合理化・世界恐慌
第7章 激闘ロンドン海軍軍縮条約
終章 政党政治と昭和陸軍
著者等紹介
川田稔[カワダミノル]
1947年高知県生まれ。1978年名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。名古屋大学大学院環境学研究科教授。法学博士(名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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