内容説明
アメリカ合衆国のイギリス帝国からの独立は「帝国」の解消を意味したのだろうか。独立後の大陸膨張から海外へと進出する合衆国の拡大は、経済・情報のグローバリゼーションと重なり、世界史において新しい質と規模をもった帝国を形成してきたようにもみえる。本書は、合衆国の膨張を、この国の文化的特徴、科学技術力、さらに戦争観にもおよんで検討する。
目次
膨張する合衆国と世界
第1部 ヨーロッパの膨張とアメリカ合衆国の起源
第2部 文化の越境と融合
第3部 戦争とアメリカニズム
第4部 グローバリゼーション時代のアメリカ合衆国
二一世紀の世界とアメリカのゆくえ
著者等紹介
紀平英作[キヒラエイサク]
1946年東京都生まれ。1972年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士(京都大学)。京都大学大学院文学研究科教授
油井大三郎[ユイダイザブロウ]
1945年神奈川県生まれ。1974年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士(一橋大学)。東京女子大学現代文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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