内容説明
英米を中心にカナダ、オーストラリア、ニュージーランドの絵本のなかから120作品を厳選し、その魅力を味わえるよう編集されたユニークなガイドブック。各作品を見開き2ページに収めて紹介し、作品紹介、テキストの引用、和訳、作品鑑賞、作家の履歴、読書案内を含め、立体的に構成している。カラー印刷技術の飛躍的な進歩に伴い、色彩豊かで、芸術性に富む絵本の世界を満喫できる一冊。
目次
第1章 英米絵本の誕生(図入りで学ぶ広汎な知識―『世界図絵』J.A.コメニウス;時代を拓く木版画―『新年の贈り物』T.ビューイック ほか)
第2章 英米絵本の古典(妖精の森の野外劇―『妖精の国で』W.アリンガム(文)、R.ドイル(絵)
昔話を芸術的な絵本に―『長ぐつをはいたネコ』W.クレイン ほか)
第3章 絵本の広がり(英国の国民的作家―『ルーシーとトムの日』S.ヒューズ;華麗な色彩を操る魔術師―『ブライアン・ワイルドスミスのABC』B.ワイルドスミス ほか)
第4章 現代絵本の魅力(深層心理の視覚化―『まどのむこう』C.キーピング;伝承童謡の宝石箱―『マザーグースのうたがきこえる』N.ベイリー ほか)
第5章 英米以外の英語圏の絵本(ことばと絵で物語る―『どろんこハリー』G.ジオン(文)、M.B.グレアム(絵)
切り絵の才女―『カナダに夏が来た話』W.トーイ(文)、E.クリーヴァー(絵) ほか)
著者等紹介
桂宥子[カツラユウコ]
トロント公共図書館「少年少女の家」司書を経て、岡山県立大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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