出版社内容情報
日本経済論の論客が鋭く迫る。
内容説明
少子高齢化や人口減少あるいは社会保障をめぐる本は多数出版されている。しかし、それらの本では日本経済論にとって肝心の点が欠落している。本書は、現在日本が直面している少子高齢化問題に関して、一体何が本当の問題であり、それらにどう対処すればいいのか、年金・医療・介護等、日本の焦眉の課題が著者の専門とする日本経済論の視点から鋭く実証的に考察されている。
目次
第1章 未必の老い―急速に進展する高齢化の死角
第2章 産まない理由―進む少子化と女性の社会進出に潜む死角
第3章 信頼も安心もできない理由―2004年の年金改革の死角
第4章 老後が不安になる理由―高齢者の医療と介護に潜む死角
第5章 日本の福祉が中途半端な理由―国際比較に潜む死角
第6章 少子高齢化問題の本質を問う―新しい福祉レジームの構築
著者等紹介
高橋伸彰[タカハシノブアキ]
1953年北海道に生まれる。1976年早稲田大学政治経済学部卒業。立命館大学国際関係学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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