内容説明
めざましい発展を続ける中国経済。これを継続するためには、今後いかに先進技術を吸収し自国の工業と政策につなげていくかということが課題となる。本書は、技術移転と技術進歩の理論的問題を経営学の視点から検討。技術進歩についての理論的研究を踏まえた上で、国内の技術形成過程と外国技術導入による外部依存的発展を総合的に捉える。産業基盤を形成する重要な分野である一般機械工業についても貴重な資料をもとに、その技術進歩の実態を分析する。
目次
第１部 技術移転・技術進歩の理論（国際技術移転とその実現過程；技術移転理論の展開―基本構造と基礎的プロセス；技術進歩の理論―その概念と構造）
第２部 中国の技術発展（技術開発体制の改革；国内技術取引市場の発展と課題；外国技術導入実態と政策変化；一般機械工業における外国技術導入；工作機械メーカーの技術進歩―北京第一機床廠の事例研究）
著者等紹介
安藤哲生［アンドウテツオ］
１９４０年生まれ。京都大学経済学部卒業。富士電機（株）勤務を経て、立命館大学経営学部教授（経済学博士）
川島光弘［カワシマミツヒロ］
１９７３年生まれ。立命館大学経営学部卒業。立命館大学大学院経営学研究科を経て、財団法人知的財産研究所長期在外研究員（経営学博士）
韓金江［ハンジンジャン］
１９６８年生まれ。岐阜経済大学経営学部卒業。立命館大学大学院経営学研究科を経て、京都創成大学経営情報学部専任講師（経営学博士）
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