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Minerva現代経済学叢書
制度経済学のフロンティア―理論・応用・政策

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  • サイズ A5判/ページ数 294p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623041190
  • NDC分類 331.76
  • Cコード C3333

出版社内容情報

新たな研究動向としての制度経済学を展望する。

内容説明

1970年代以降の現代経済学は、「情報の経済学」「インセンティブ理論」「契約の理論」とそれらを統一する視座を与える「ゲームの理論」を分析用具として用いることで、制度や組織、人々の学習や慣習・習慣、法や道徳といった社会的規範の分析に新たな光を照射し、多くの研究成果が積み重ねられてきた。これが、広い意味での「制度の経済学」の復活・再生を導いたことは周知の通りである。本書は、理論・応用・政策という3つの領域において、この新たな研究動向としての制度経済学について独自の議論と展望を試みる。

目次

分岐する経済学と制度経済学
第1部 制度経済学の理論(制度経済学のエッセンス;制度とは何か;市場への制度論アプローチ;企業への制度論アプローチ)
第2部 制度経済学の応用(社会経済システムの制度分析;「階層的市場―企業ネクサス」論;雇用システムの制度分析)
第3部 制度経済学と政策分析(現代日本の労働市場と雇用システム;労働市場の流動化と雇用政策)
制度経済学はどこへ

著者等紹介

磯谷明徳[イソガイアキノリ]
1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学(1984年)。現在、九州大学大学院経済学研究院助教授。専門分野は制度経済学、進化経済学、労働・雇用システムの比較制度分析
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