Minerva英米文学ライブラリー
アメリカ文学のなかの子どもたち―絵本から小説まで

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  • サイズ A5判/ページ数 277,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623040261
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3398

出版社内容情報

ドラマティックな近代アメリカ児童文学を読む。

内容説明

大人の世界に通じる扉を開けるためには、子どもは多くの試練と冒険を体験しなければならない。その過程において子どもは、どのような論理と発想を駆使して大人の世界に揺さぶりをかけ、自らのイメージを確立していくのか。本書は、アメリカの児童文学と小説を中心に、そこに表現された子どもたちの冒険の1つひとつをいわば追体験した記録である。

目次

主題としての子ども
第1部 まなざしの冒険(越境する子どもたち―反復される構図;失楽の悲劇―アメリカ小説における子ども;他者との出会いを求めて―シャーウッド・アンダソンの子ども像)
第2部 不思議な少年と少女たち(身体記号の文法―ノーマン・ロックウェルとグレアム・グリーン;家族の神話―ルイザ・メイ・オルコットの『若草物語』;陽気な孤児の冒険―ホレイショ・アルジャーの『ボロ着のディック』 ほか)
第3部 異文化としての自然(過去の風景―マーク・トウェインと自然;アイザック・マッキャスリンの教育―フォークナーの「熊」;子どもと自然―アメリカの絵本から小説まで)

著者等紹介

高田賢一[タカダケンイチ]
1945年生まれ。1972年立教大学大学院文学研究科修士課程修了。青山学院大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。