出版社内容情報
老人が直面する問題と対策を徹底取材。
内容説明
医療保険・介護制度の不備の中で、貧困の果てに自由を奪われ、虐待にあえぎながら死んでいく米国の老人たち―虐待の背景から安楽死の問題まで、綿密かつ多角的な現場取材が浮き彫りにした、弱肉強食の内実と改革への取組み。
目次
第1部 虐待―荒れ野の老人たち(急増する虐待;孤立と貧困;貧しい福祉、無力な政治)
第2部 セーフガードシステム(改革の前に立ちはだかるもの;虐待に挑む諸制度;情報公開とアドボカシー)
第3部 延命中断・安楽死(延命をめぐる対立;延命と文化、制度、法;積極的安楽死)
アメリカと日本
著者等紹介
斎藤義彦[サイトウヨシヒコ]
1965年滋賀県生まれ。1989年毎日新聞入社。岡山支局、大阪本社社会部、外信部を経て、現在、ベルリン支局記者。臓器移植など医療問題、老人や障害者の人権、介護保険制度、国際政治などを主に取材
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