Minerva現代経済学叢書
高度成長のなかの社会政策―日本における労働家族システムの誕生

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623039760
  • NDC分類 364.021
  • Cコード C3333

出版社内容情報

高度成長期日本の社会政策像。,,,

内容説明

少子高齢化と高失業が並存する現代にあって、社会政策の課題は広範に及んでいる。本書では、現代社会政策の原点を高度成長期において検討し、社会政策のなかでも家族を含む労働世界を中心に論じる。

目次

第1章 労働・労使関係政策の展開―規制と誘導の体系
第2章 高齢者介護保障政策の萌芽とその発展―福祉と医療の間で
第3章 新規学卒者の労働市場―兵庫県の調査からみた労働移動
第4章 職業訓練政策の展開―養成訓練と技能検定の意味
第5章 日本的雇用制度におけるジェンダー・バイアス―ゲーム理論的アプローチ
第6章 家計構造からみた性別役割分業―経済の高度成長と日本型家族システムの確立
第7章 内職・家内労働と家族の変容―大阪府を事例として
第8章 被差別部落の実態と変容―大阪府和泉地区の事例を通して
第9章 外国人労働者問題対策の浮上と展開―「在日」の位置づけと初期の新規導入論議

著者等紹介

玉井金五[タマイキンゴ]
1950年三重県生まれ。1980年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、大阪市立大学大学院経済学研究科教授、経済学博士

久本憲夫[ヒサモトノリオ]
1955年福岡県生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退。現在、京都大学大学院経済学研究科教授、経済学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。