アジア諸国の福祉戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 346,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623039746
  • NDC分類 364
  • Cコード C3336

内容説明

従来まとまった形では論じられてこなかったアジア諸国の福祉戦略に光を当て、アジア通貨金融危機のインパクトに注目し、福祉レジームの伝統を踏まえつつ、今日のグローバリゼーションの進展の影響を探る。社会保障・福祉サービスや税制ばかりでなく、雇用政策および労働基準や労使関係に関する労働政策を射程に入れ、東アジア諸国の社会政策を比較分析して、各国の福祉戦略の実像に迫る。

目次

序論 東アジア諸国の福祉戦略と開発戦略
第1章 東アジアの福祉国家―その比較研究に向けて
第2章 台湾と韓国における社会保障制度改革の政治過程―公的年金制度を事例として
第3章 アジアの外国人労働者―地域統合と国際労働力移動
第4章 中国の社会保障―近代国家にふさわしい制度づくりの現状と課題
第5章 東南アジアの社会保障―戦略はあるのか?
第6章 世界銀行の福祉政策―東南アジアの年金政策を中心に
第7章 ILOのアジア戦略―インフォーマルセクターへの社会保障の適用をめざして
座談会 アジア諸国の福祉戦略をめぐって

著者等紹介

大沢真理[オオサワマリ]
1953年生まれ。1981年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1987年経済学博士。現在、東京大学社会科学研究所教授
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