出版社内容情報
経営者と株主の共同支配の社会経済的意義。
内容説明
これまでコーポレート・ガバナンスの追究はコーポレート・コントロールをもってなされることはほとんどなかった。本書では前著『株式会社支配の研究』(1994年)の結論を出発点として、コーポレート・コントロールをコーポレート・ガバナンスに明示的に接合することをもって、コーポレート・ガバナンス問題をコーポレート・コントロールから体系的に研究し、「経営者と株主との共同支配型ガバナンス・システム」の社会経済的意義を論じる。
目次
序論
巨大株式会社の支配形態
コーポレート・コントロールとコーポレート・ガバナンス(コーポレート・コントロールをコーポレート・ガバナンス問題に接合して;コーポレート・コントロールの統一的フレーム・ワークとコーポレート・ガバナンス事象の説明)
株式会社の進化と「共同支配型コーポレート・ガバナンス・システム」の社会経済的意義
現代株式会社の理論
わが国のコーポレート・ガバナンス・システム
要約と意義
著者等紹介
貞松茂[サダマツシゲル]
1949年生まれ。西南学院大学大学院経営学研究科博士課程修了。現在、熊本学園大学商学部教授。経営学博士
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