Minerva西洋史ライブラリー<br> 普通のドイツ人とホロコースト―ヒトラーの自発的死刑執行人たち

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Minerva西洋史ライブラリー
普通のドイツ人とホロコースト―ヒトラーの自発的死刑執行人たち

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  • サイズ A5判/ページ数 622,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623039340
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C3322

内容説明

1990年代中頃に「ゴールドハーゲン論争」を巻き起こし、ドイツ歴史学界の激しい批判を浴びつつも、ベストセラーとなったホロコーストに関する問題書の全訳。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツは「アウシュヴィッツ絶滅収容所」に象徴されるように、ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅をめざして、組織的に差別・迫害・殺害の限りを尽くした。本書では、ユダヤ人大量虐殺の現場、これを遂行した「普通のドイツ人」の動機や心情など、学術的史書では後景に隠されがちな情景が、重苦しいばかりの記述となって再現されている。本書を「逸脱の書」と評するか、「告発の書」はたまた「警醒の書」と見るか、いまなお論議は終わっていない。

目次

ホロコーストに関する中心的観点の再考
第1部 ドイツの反ユダヤ主義を考える―抹殺主義者の思考
第2部 抹殺論者の計画と組織
第3部 警察大隊―自発的殺人者であった普通のドイツ人
第4部 絶滅政策としてのドイツ人「労働」
第5部 死の行進―最後の日々
第6部 抹殺的反ユダヤ主義、普通のドイツ人、自発的な死刑執行人

著者等紹介

ゴールドハーゲン,ダニエル・ジョナ[ゴールドハーゲン,ダニエルジョナ][Goldhagen,Daniel Jonah]
1959年生まれ。ハーヴァード大学のヨーロッパ研究センターに勤務する政治学・社会研究の助教授である。博士論文『普通のドイツ人とホロコースト』は、比較政治学の分野における最良の研究として、アメリカ政治学会における1994年度「ガブリエル・A・アーモンド賞」を授与された。また、同書によって彼は、1997年『ドイツ政治と国際政治』誌の「民主主義賞」を授与された

望田幸男[モチダユキオ]
1931年甲府市に生まれる。1958年京都大学文学部史学科卒業。1963年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、同志社大学名誉教授、文学博士

北村浩[キタムラヒロシ]
1965年東京都に生まれる。1998年慶應義塾大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、財団法人政治経済研究所主任研究員

土井浩[ドイヒロシ]
1961年山口県に生まれる。1986年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士前期課程修了。現在、山口県立下関中等教育学校教諭

高橋博子[タカハシヒロコ]
1969年兵庫県に生まれる。2003年同志社大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、広島市立大学広島平和研究所助教。博士(文化史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
in:『ナチズムの記憶』.out:『ヒトラーを支持したドイツ国民』2011/05/26

ぱらーむ

0
図書館で見かけて何気なく読んだ。特にナチスの信望者でもなければ、精神異常者でもない、兵役にも消極的な「ごく普通の男(女)」が、兵士として看守として、平然と殺戮と虐待に加担した事実。人は環境によって殺す側にも殺される側にも簡単になってしまうこと。耐え難い現実が突きつけられますが、このおぞましさを受け止めれるようになることが、大事だと感じました。2017/05/19

Kenji Suzuya

0
ホロコーストについて、その原因をドイツに数世紀にわたって根付いていた抹殺主義的反ユダヤ主義の文化であるとする。事例として警察大隊、労働収容所、死の行進を挙げ、膨大な具体的事案やエピソードを踏まえて論証していく。社会・政治制度といった構造的な要因や、ヒトラーのカリスマや個人的性質といった個別の要因こそが重要であったとする主張を、冷たく切り捨てる。大著。しかし本書の主張は筋が通っているが、それが正しい(かつ、文化が容易には変容しない)とすればドイツ人にはあまりに救いがないのではないか、と思わずにいられない。2015/01/04

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