Minerva人文・社会科学叢書
人事労務管理の歴史分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 454p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037865
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C3333

出版社内容情報

【内容】
戦後日本における採用・賃金・訓練・生産能率管理・労使関係・退職の諸制度の展開過程を、制度の補完関係を重視しながら1950年代から60年代に焦点をあて、総合的・体系的に明らかにする。
さらに中国・韓国での人事労務管理の展開過程と対比して、日本の経験を相対化するとともに、新しい国際比較の可能性を探る。

【目次】
序 歴史分析の新しい可能性 
 1 諸制度の多面的展開
1 新規高卒採用制度
2 職能等級制度と職能給
3 技能養成制度
4 生産・能率管理
5 職場労使関係の構造 
6 定年制度の諸相
 2 相対化への視座
7 技術者の人事管理
8 韓国における生活保障型処遇制度の形成
9 中国における「単位」制度の歴史的展開
あとがき
索 引

内容説明

本書は、戦後日本における採用・賃金・訓練・生産能率管理・労使関係・退職の諸制度の展開過程を、制度の補完関係を重視しながら1950年代から60年代に焦点をあて、総合的・体系的に明らかにする。さらに、中国・韓国での人事労務管理の展開過程と対比して、日本の経験を相対化するとともに、新しい国際比較の可能性を探る。

目次

歴史分析の新しい可能性
第1部 諸制度の多面的展開(新規高卒採用制度―A社を事例とした生成と展開;職能等級制度と職能給―造船重機械メーカーX社における導入とその意味;技能養成制度―日立工場における「職務」設定との関係;生産・能率管理―高度成長期以前の造船産業を中心として;職場労使関係の構造―1950年代の八幡製鉄所;定年制度の諸相―雇用システムと退職過程の展開の中で)
第2部 相対化への視座(技術者の人事管理―日立茂原工場の技術開発と技術者の職務・組織・キャリア;韓国における生活保障型処遇制度の形成―雇用制度形成における後発社会効果;中国における「単位」制度の歴史的展開―従業員管理方式の原型と構造(1950‐70年代))

著者等紹介

佐口和郎[サグチカズロウ]
1955年生まれ。1984年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得修了。現在、東京大学大学院経済学研究科教授。経済学博士

橋元秀一[ハシモトシュウイチ]
1955年生まれ。1986年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得修了。現在、国学院大学経済学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。