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Minerva西洋史ライブラリー
ザクセン大公ハインリヒ獅子公―中世北ドイツの覇者

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  • サイズ A5判/ページ数 338,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037568
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3322

出版社内容情報

ハインリヒ獅子公の生き様と行動を描写。

内容説明

ドイツ中世の代表的な貴族といえば、皇帝フリードリヒ1世・バルバロッサとザクセン大公ハインリヒ獅子公である。2人は従兄弟で、仲が良く、南北ドイツでの支配拡張にあたっては、ともに協力しあった仲であった。しかし、権力の絶頂期にさしかかると、イタリア政策をめぐって対立し、ついには不倶載天の敵となる。ハインリヒは皇帝と競い、戦いに敗れ、帝国追放の身となる。ハインリヒの登場は、領邦国家体制へというドイツ中世国家の転換期を意味し、彼はまた商業を育成し、都市建設を促進した。ハンザ同盟の盟主リューベック、ハンブルク、そしてミュンヘン市の建設は彼に負うている。本書は、そうした獅子公の時代と人間像を活写した、王統派ドイツ中世史研究の傑作といえよう。

目次

第1章 相続した遺産と周囲の状況
第2章 若きハインリヒとザクセン統治の開始
第3章 シュタウフェンとヴェルフェンの和解―大公、帝国に奉仕す
第4章 ノルトエルビンゲンとバルト海域における政策
第5章 ザクセンにおける大公支配の樹立―ハインリヒと対立者の戦い
第6章 ザクセン大公国の統治、ハインリヒの都市・教会政策
第7章 バイエルン大公
第8章 権力の絶頂にあって
第9章 獅子公の失墜
第10章 国外追放の時期と晩年
第11章 芸術と学問の保護
第12章 大公の風貌と性格、その形姿の歴史的変遷像

著者等紹介

瀬原義生[セハラヨシオ]
1927年鳥取県米子市に生まれる。1951年京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。1956年京都大学大学院(旧制)修了。1966年ドイツ・ハイデルベルク大学、同フンボルト大学(東ベルリン)留学(~67年)。現在、立命館大学名誉教授、元京都橘女子大学教授。文学博士
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